「対談 北尾吉孝×B・N・F」7年で160万から170~180億円に!

7年で160万から170~180億円に!  

北尾 どうも、はじめまして。
B・N・F どうも。
北尾 孫さんに会われたそうですね。孫さんが僕に言っていましたよ。孫さんは自分のお金を運用してもらおうと頼んだとか。
B・N・F そうですね。
北尾 それで断ったそうですね(笑)
B・N・F まあ、そうですね(笑)。自分のお金だけでも厳しいのにそれ以上は・・・。
北尾 7年前に160万円でスタートして、現在は170億~180億円も運用している?すごいね、このパフォーマンスは!
B・N・F ええ、まあそうですけど・・・、地合が良かったというのが大きいですね。自分がトレードを始めた時というのは、ネット証券が始まったばかりだったので短期売買をやっている人自体がほとんどいなかった時代だったので。
北尾 そうだよね。ネット証券の誕生とその売買システム、例えばマーケットスピードのようにトレーディングルームにいる機関投資家と同じようなシステムを個人が持てるようになったのが、いわゆるデイトレーダーが生まれてきた一つの背景だね。
B・N・F ええ、ですから始めた当初はライバルが少なかった、ということはありますね。その頃は値動きが素直でしたね、下げ相場でしたが。
北尾 動きがわかれば「売り」から入ろうと「買い」から入ろうと、どちらでも大丈夫だからね。
B・N・F 自分の場合は「売り」からは入らないですね。
北尾 だいたい「買い」から入ってるの?
B・N・F そうですね、「売り」はほとんどやってないですね。
北尾 ああ、そう(驚)?両方やるのかと思っていました。
B・N・F 「売り」はほとんどないです。
北尾 なるほど。今は資産が大きくなりすぎてしまっているので、値動きの激しい銘柄、例えば新興銘柄は手を出さずに大企業に集中しないといけないだろうね。
B・N・F 現在新興市場は盛り上がっていないですし、逆に大型株の方が盛り上がっていますから、そういう傾向はありますね。でも2005年前半までは新興市場は良かったので・・・。
北尾 そう、ライブドアショックまでは良かったんですよ。
B・N・F ええ、ライブドアショックまではボリュームもあったので金額も結構いけたので、取引していましたね。
北尾 確かにライブドアショックが起こるまでの新興市場は、東証一部よりも儲かったと思うね。
B・N・F 自分の場合は始めた当初からずっと新興も東証一部も並行してやっているので、どっちが盛り上がっていても大丈夫ですね。
北尾 そう。ジェイコムの時はかなり話題になったけど、よく気がついたね?
B・N・F まあ、あれは・・・、すぐに気がつきましたね。
北尾 「おかしいな、これは誤発注だ」と思って、7,000株くらい買ってそれだけで22億円くらい儲けたわけですね。
B・N・F でもまあ・・・もっといけば良かったと思いましたけどね(笑)
北尾 もっといけた(笑)?なるほど・・・。では普段はどうやって銘柄は決めるの?やはりボリュームと値動きを主に見る?
B・N・F そうですね、基本的にはそうですけど・・・
北尾 ファンダメンタルズは基本的に見ない?
B・N・F いや、そんなことはないです。ファンダメンタルズと、世界情勢を見ていますね。
北尾 マクロ的なことは見ているわけだ
B・N・F かなり見ますね。米国株がどうなっているか、中国株がどうなっているか、為替がどうなっているか・・・。短期で取引しているので、短期的に影響する項目、例えば選挙とか、そういったものは気にしながらやっていますね。
北尾 つまり、セミマクロの状況、例えば半導体がどうなっているかとか、そういうことまで見ているわけだ。
B・N・F そうですね。例えば先日アメリカのインテルの決算発表があって、そういったものは短期的な株価に影響が出ますので。インテルの件で見ると、決算があまり良 くなかったので日本株も連れられて売られました。米国株の先物が下がった、ということで売られたので・・・、インテルの件は次の日になればもう関係ないわ けです。
北尾 なるほどね。
B・N・F そういう短期的な株価に影響しそうな目先の重要なイベントを考えながら、世界情勢がどうなっているか、を見るわけです。今はけっこう為替に敏感なので為替 を注意して見ていますが、その前は中国に敏感だったので中国株をすごく気にしていました。そこまで見た上で、後は値動きですね。それらを含んだ上で買える 状況であれば買う、という感じですね。
北尾 今は昔と違って世界中の情報がインターネットを通じてリアルタイムで入ってくるからね。昔はインターネットなど無くて、テレックスで情報を仕入れていた時 代だから、アメリカのマーケットの影響が出るまで時間がかかった。そういう意味では反応が早いだけ難しくなったのかもしれないね。
B・N・F でも、それが個人からするとチャンスにもなるわけです。
北尾 そうだね。あなたのようにアメリカの影響がどう出るのかが読めているのであれば、インターネットの情報を元に日本の市場の動きも読みやすくなるね。アメリカの影響で一時的に下がった株を買い、次の日に戻したら売る、そんな方法が考えられるね。
B・N・F そうですが、僕の場合はもう少し長く持つこともありますね。
北尾 だいたいどの位のスパンで見るの?
B・N・F 1日~1週間くらいですね。
北尾 なるほど、デイトレードはしないんだね?
B・N・F そういうのはあまり得意ではないんです。いろんな要素を含みながらもう少し長いスパンで、まあ長いと言っても短いのですが、取引をしています。
北尾 160億円以上の資産の運用となるとかなりの流動性が必要になってくるね。
B・N・F まあ、2005年~2006年前半までは結構いけたんですが、今年に入ってから売買代金が減ってきてしまい、値動きもアメリカに影響されて朝は動くんですけど場が始まっちゃうとあまり動かないんですね。
北尾 今は何時間くらい相場を見ているの?日本のマーケットだけを見ているの?
B・N・F 取引しているのは日本株だけです。外国のマーケットで取引はしていないので情報として見るくらいですね。
北尾 夜間取引が始まったらどうする?
B・N・F いや、夜間取引が始まったら・・・、やっぱ見るんじゃないですかね(笑)。でも、出来高次第ですね。今カブドットコム証券がやっている夜間取引では出来高が全然ないので。
北尾 我々が作るPTSでは結構な出来高になるかもしれません。ただ、出来高に関しては法律で上限が決められているので、取引が増えてきたらPTSから取引所に ならないといけないという状況になるかもしれないね。まあ我々のPTSは参加証券会社が多く、規模は大きくなる可能性が高いので、そういったことまで考え なくていけない。現在は5社で合意していますが、他にも入りたいという話が多く来ているのです。
B・N・F 楽天証券も入っているんですか?
北尾 ええ、ですから規模が大きくなる可能性は大いにあります。本当に規模が大きくなってきたら、やはり夜だけではなく昼も視野に入れなければいけないね。